地徳・人徳・天徳
前回に続いて、
菅家一比古さんと白駒妃登美さんの対談から
リーダーの条件として、
「地徳・人徳・天徳」をいかに身につけられるか。
をあげられています。
信長、秀吉、家康を例に話をされています。
「人徳」があったのは、秀吉。
なぜなら家臣に裏切られたことがないのは秀吉だけ。
信長は裏切られっぱなし。
家康も石川和正、築山御前からも裏切られる。
秀吉は人徳は群をぬいていたが、
「天徳」は、家康の方が上だった。
信長は独裁者だからどの徳も欠けていた。
そして最後には殺されてしまった。
家康は、日本人の美徳を一番色濃く持っていた人で、
忍耐と受け入れる力が強かった。
さらに家康には、
受け入れるだけでなく、「受けて立つ」という気概が感じられる。
そして家康は、信仰心が篤く、学問好きだった。
特に儒教を基にして人間学、そしてリーダー学を身につけていった。
「地徳」というのは、
「土地」の神様です。
産土様(うぶすな)様という。
守り神、養い神、その土地の神様から愛されてやまない、
助けられてやまない、
それが地徳です。
これがあると一生食うに困らない。
最終的は、天徳をもっていた家康が天下を取った。
理想としては、地徳・人徳・天徳の三拍子を身に着けていかなくてはならない。
これがリーダーの条件だと思う。
確かに家康は、生まれ故郷の岡崎、三河を大切にし、江戸を発展させた。
そして、三河からの家臣とずっと苦楽をともにしてきた。
天にも味方された。
家康の祖父の清康が、「是」の字をつかむ夢をみて、
その真意を尋ねると、
是は「日・下・人」と書くので、
子孫に天下人がでるという意味だと。
という話がありますね。
個人的には、一番家康が好きです。
勤勉で、忍耐強く、我慢の人。
地に愛され、
人に愛され、
天にも愛される人でありたいですね。
今住んでいる「岡崎」を愛し、
人に愛を持って接し、
天に恥じない生き方、
天命に沿った生き方(まだはっきりとこうだとは言えませんが。)
をしていきます。
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