人間の土地 サン・テグジュペリ
人間であるとは
すなわち、責任を持つということである。
人間であるとは
自分には関係がないように思われる悲惨さを
目の前にして恥を感じることである。
人間であるとは
仲間が勝ち得た勝利を
誇りに思うことである。
人間であるとは、
手にした石を据えることで、
自分が世界の構築に携わっていると
感じることである。
「責任を持つということ」
今私にはこの「責任」という言葉が心にささっています。
そして、「覚悟」
生きる
自分の選択した、してきた道を信じきる
家族を幸せにする
使命を果たしていく
自分自信を信じる
という覚悟・責任
齋藤孝先生の
「声に出して読みたい日本語 心の琴線にふれる言葉」から見つけました。
解説の中で、
サン・テグジュペリは、絶対的な才能があって作家になった人ではありません。
確かな才能がない自分に苛立ち、何をやってもものになりそうにない。
そんなとき郵便を飛行機に積んで、夜大陸を渡ったときに初めて得た実感。
夜間飛行は怖いけども、美しい大地の姿、不時着した時の困難、それらすべてが並みの体験ではなかった。
そこに初めて人との差異が生まれて、独自性を得たのです。
しかし、彼の作品が人気のある理由は、その独自の経験だけではなく、その根底にある責任感にあります。
使命を引き受けて生まれる心の張り。
これが生きるうえで最も重要なのだということを、つねに謳いあげていく。
果たすべき約束や責任を感じたときに、初めて人は人らしくなるのです。
齋藤先生は、
サン・テグジュペリの詩を
「こころざしが鳴る」
と表現されています。
とても心に響く素敵な詩です。
0コメント